最新科学スピリチャル研究所

日本の精神世界を探求していきます。

「神秘体験は悟りの境地」「悟りが最終到達点」は間違いです。神秘体験による陶酔世界。異次元世界の多幸感は、スピリチャル界の高次元ではなく脳内幻覚です。薬物による精神変容と同一です。「鬼に逢っては鬼を斬り、仏に逢っては仏を斬る」という真理をお間違いなく。「死後の世界は誰にもわからず」という真理を持って解脱に挑むことこそが本来の道です。。

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ワンネス『悟りの境地』

神秘体験のような「特殊な体験」をした結果、宇宙を含め、この世のすべてがわかってしまうような「出来事」を悟りだと考えるなら、残念ですが、それは間違いです。それは妄想です。脳内幻覚による幻視、幻聴の体験です。それは、エクスタシー体験です。薬物でラリる状態と同じです。「忘我的快感を伴う恍惚状態を体験した」に過ぎません。人は誰しも必ず「自意識が変性意識状態下(トランス状態)に深く入る」と特異な体験をします仏教や禅の世界では、それを否定し忌避しています。またそれを魔鏡に入るといいます。その増上慢をきつく戒めています。このようなカラクリを認めるのは社会性のある宗教ではありません。これを有り難く信じているのは、新興宗教のカルトか、残念ですがスピリチュアル好きかオカルト信奉者くらいです。では、本題の「鬼に逢っては鬼を斬り、仏に逢っては仏を斬る」という真理を説明していきます。

◎禅の戒律「魔鏡は避ける」禅の世界では「座禅をしていると変な悪霊が憑くことがあります」こういう坐禅魔禅と言います。坐禅中に神秘的な光があらわれたり、虹がチラチラ見えたり、仏様が現れたりしますが、これらは誰にも起こりうる幻覚であり、悟りでも何でもありません。こうした魔禅による幻覚をまた魔鏡とも言います。大般若経』魔事品や『楞厳』又、天台宗の『摩訶止観』など、いずれの経典にも各種の「魔境」が説いてあります。このように、スピリチュアルの世界において語られイメージされる神次元や高次元の世界観(神秘体験、ワンネス体験、一瞥体験)(下記に詳述、左脳が壊れた世界)は、そのまま幻覚=魔鏡と呼ばれており、厳しい戒めの対象となっています。【禅は一歩間違えると、本来とは違った境地に入り込む危険性があるのです】

では次に、脳機能科学からの知見より。「左脳が壊れると誰でもそうなる」という「神秘体験は脳内幻覚であることの裏付け」をみていきましょう。

「奇跡の脳」byジル・ボルト・テイラー「左脳が壊れると下記のような体験を誰でもします」YouTube(TEDより参照)これにより私達は、テイラーさんの体験「左脳が壊れて右脳だけになった世界」を「悟りの境地や神秘体験」と混同する事はなくなります。つまり「神秘体験による陶酔世界。異次元世界の多幸感は、高次元のスピリチャル霊界などではなく、左脳の機能不全による幻覚である」としっかり判然とします。下記のテイラーさんの体験談をお読み頂けるとよりおわかり頂ける事でしょう。

「テイラーさんが左脳が壊れて右脳だけになった世界」「自分と周囲の境界線がなくなることの快感」1996年12月10日の朝、私は脳卒中を起こしたのです。私の左脳の血管は破裂4時間かけて情報処理能力を失っていく。出血を起こした後、私は歩くこと、話すこと、読み書きをする能力を失い、自分が誰かも分からない状態でした。私は、大人の体をした赤ん坊になってしまったのです。左脳が破壊された後の右脳世界は何の重荷もしがらみもない「安住の地」だったと振り返ります。「自分と周囲の境界線がなくなることの快感」その朝、私は左目の裏にひどい痛みを感じ目が覚めました。たとえるのならばその痛みはアイスクリームなどの冷たいものを食べた時に感じるような鋭い痛みです。その痛みは、いったん生じては消え、また生じては消え、というふうに継続的に発生しました。私はこのような痛みを体験することは初めてでしたが、そのうち消えるだろうと思い起き上がって、いつも通り運動用ローリングマシンに乗りエクササイズを始めました。少しすると、私はマシンを握っている自分の手が原始的な獣か何かの鉤爪のように見えることに気がつきました。変だと思った私は、その後自分の体を見下ろし、そして自分がなんて奇妙な姿をしているのだろう、と思ったのです。その時私は、私が私自身をマシンの上から見下ろしているような感覚にとらわれました。とても奇妙な感覚にとらわれ、頭痛がひどくなったので私はマシンを降りてシャワーをに向かおうとしました。しかし、私の体の機能のすべてがとても遅くなり、ぎこちなくなっていることに気がつきました。身体機能も認識能力も制限されているようなその状況の中、なんとか動けるように体に意識を集中して歩きました。浴室に向かう途中、私は実際私の頭の中の「声」が聞こえるような気がしました、それは「筋肉、縮め」「筋肉、緩め」という指令を出しているのです。しかしすぐに私はバランスを崩し、壁にもたれかかりました。そして自分の腕を見た時、もはや自分の体とその周りの物の境界線がわからなくなっていることに気付いたのです。自分という存在がどこから始まりどこで終わるのかも見分けがつきません。まるで私の腕の分子が壁の分子と入り交ざって、一体になっているような感覚なのです。唯一認識できるのは、私の体の中のエネルギーです。私は考えようと努力し、私に何が起きているのかを問いかけようとしました。しかしその瞬間、さっきまで聞こえていた左脳の「声」が完全に途絶えてしまったのです。まるで静寂です。誰かがいきなりテレビのリモコンのミュートボタンを押したかのように、私の中の「声」が消えたのです。私はその状態にとてもショックを受けましたが、それと同時に私という存在が周囲の大きなエネルギーと共同体となっている状態に魅了されたのです。もはや体の境界さえわからない私は、自分という存在が周りのエネルギーと一体となり大きく、大きく広がる感覚を感じたのです。それはとても素晴らしいものでした。
脳卒中は重荷やしがらみのない素晴らしい世界」しかしそうしていると、突然左脳が復帰してまた「声」が聞こえるようになったのです。それら左脳からくる「声」は、「問題が起きた!」「助けを呼べ!」「大変な問題が起きた!」と繰り返し指令を出すのです。私は「これは問題なのだ」と認識し始めました。しかしまたすぐに、その「声」は消え私はさきほどのエネルギーの共同体となっている意識世界へと押し戻されました。私はこのすばらしい空間を ラ・ラ・ランド(陶酔世界)と呼んでいます。そこは本当に素晴らしい世界なのです。外の世界と自分をつなぐ一切のしがらみから完全に切り離されているのです。想像してみてください、仕事のストレスがすべて消え、体が軽くなることを。外の世界とのすべての関係、ストレスの原因がなくなるのです。平和に満ちあふれた世界です。37年間ものさまざまな感情の重荷から解放されるのです、どんなにそれは素晴らしいものでしょう、ああ!なんという至福の世界。

また、次の動画では、薬物でラリる時の幻覚の体感がわかります。これはまさに魔鏡です。くれぐれも神秘体験と混同しないでください。【注意】薬物で神次元を悟れるわけではありません、ただラリるだけなのです。薬物による精神変容が起きただけです。勿論、一瞥体験、神秘体験は悟りの境地では決してありません。
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異次元の多幸感世界は、脳内幻覚です。ヨガや瞑想、座禅でも魔境に到達できますが、(危険ですが)薬物が一番すぐにキマるようです。脳内ドラックにより異次元世界へと瞬時に。異次元の多幸感の世界へと誰しもすぐにトリップしてしまいます。

アヤワスカ
LSDの100倍!アヤワスカを飲んだ話【南米縦断・番外】
https://www.youtube.com/watch?v=4dxfTryr5Ag

ヒストリーチャンネル】 違法ドラッグの正体 第2回 「LSDとエクスタシー」
https://www.youtube.com/watch?v=pFiEatvsXdo

ヒストリーチャンネル】 違法ドラッグの正体 第1回 「コカイン」
https://www.youtube.com/watch?v=ZDVFjlfGp-M

ヒストリーチャンネル】 違法ドラッグの正体 第3回 「マリファナ
https://www.youtube.com/watch?v=Fvwl3ic1_U8

ヒストリーチャンネル】 違法ドラッグの正体 第4回 「アヘン・モルヒネ・ヘロイン」
https://www.youtube.com/watch?v=NWDEkoBS5nQ