最新科学スピリチャル研究所

日本の精神世界を探求していきます。

「陰謀論はただのマウント話芸」陰謀論者がいつもドヤ顔でいられる超面白い訳。陰謀論は「悪魔の証明」と一緒で非存在の証明は不可能。陰謀論者出没ポイントも。嘘には本音が出ています。善意を装う悪徳ラポール商法にご注意ください。

結論から言うと「陰謀論者はマウント話芸が得意なだけの人達」です。その理由を説明してくのですが、まず個人的に陰謀論の主張を聞くのは大好きです。最初はドキドキして面白い。けど何か変、あれ明らかにアヤシイ、うさんくさいと徹底的に調べて、それは嘘だと判明し最後はがっかり落胆する。まるでジェットコースターの落差のように二度おいしい。謎解きミステリーのラスト数ページで大どんでん返しの又その返しみたいな。まさかのアイツが犯人か〜。あ、いかんいかん。真面目に書きますね。変なのに引っかかる人が一人でも減るようにと今回も心を込めて。

何故かいつも陰謀論者は勝ち誇ったような顔したり顔をしているのか?それは陰謀論の構造上、どこからツッコミを入れても崩れないというか、そもそも陰謀のその話自体が絶対に負けない構造(成り立ち)をしているからです。それでは「非存在は証明できない」という悪魔の証明から説明していきます。中世ヨーロッパの魔女狩りはなぜ数世紀に渡り続いたのか?それは「悪魔の証明」のせいです。無いものは無いと非存在を証明する事は不可能だからです。陰謀論も全く同じ構造で、その陰謀は無いという証明はできないのです。つまり「最初から陰謀論は崩せない」ところからのスタートで、前提条件として構造上、陰謀論にハナから負けは無いのです。ではわかり易く説明していきましょう。人類の歴史は、貧困や飢餓、戦争や疫病との戦いでした。勿論、中世ヨーロッパでもそうでした。そんな社会的不安の中で犠牲になったのは、なんの罪もない女性達でした。集団ヒステリー状態下で、一方的に悪魔と契約したとされ裁判(魔女裁判)にかけられ処刑されました。それが悪名高い魔女狩りです。火刑や磔、投石によって15〜18世紀にかけて推定4〜6万人の女性が被害に遭われたそうです。このような無知で常軌を逸した狂気の裁判が長期化し誰にも止められなかったのは一体何故か???「誰々は魔女だ」と誰かが言い出したら「それは嘘だ」と誰かが反論しても「お前も悪魔の味方だな」で終わりです。必ず有罪有りきの結論です。そもそも「悪魔との契約」は誰にも決して証明できません。もし悪魔がいれば、捕まえてきて(裁判なので)皆の前で真偽を問えますが、実際には、それは不可能です。悪魔という非存在の証明は誰にも絶対に無理です。実際に無いものは無いので、無いという証明は出来ません。
「悪魔との契約は無かった」という証拠を出せないなら、お前はやはり「悪魔と契約したに違いない」「お前は悪魔に魂を売り渡し、魔女となり疫病を流行らしたな!その張本人はお前だ!犯人はお前だ!」さもなくば悪魔と契約をしてない事を証明してみせろ!それはもうむちゃくちゃ支離滅裂で論理破綻です。無い事が証明できないなら、それは有るに決まっているというむちゃくちゃな話です。

そしてこのように、ほぼ全ての陰謀論は実際にその真偽を証明する事は不可能です。上記のように「その陰謀は存在しません」と悪魔の存在のように無いものは無いと証明する事は誰にもできません。その上、普通の人にはその検証は不可能です。それは、陰謀論自体が不遡及的で「全ての真偽を確かめる術や能力は一般の人にはまず無い」ということです。もうお気づきでしょうが、ごく普通の人にとって陰謀論は、最初から悪魔の証明のように反論が出来ない構造になっており、その上、陰謀の証拠の真偽は実際に確かめようがない。結局は都市伝説のように信じるか信じないかは各人次第という事になってしまいます。が、しかし、ごく普通の人にとって救いなのは、きちんとした反証が専門家によってなされている場合が多々あるという事です。事実が明らかになりその事実を持って晴れて万事解決です。ここでめでたしめでたしと筆を置きたいところですが。そうは問屋が卸さない。事実が明らかにされてもなお陰謀論者は決して自説を曲げません。専門家による反論意見の証拠提示もそれは捏造とすれば済むことで全く意に介しません。これは非常に危険な問題ですし、重要なので繰り返します。その専門家の反証の事実に陰謀論者は全く耳を貸さず訂正もせずに全く無視する態度を貫くという事です。その態度こそ偏った思想の持ち主、原理主義者のようです。原理主義とは基本的な理念や原理原則を厳格に守ろうとする立場です。つまり前提としてすでに陰謀論有りきの世界観を固辞する人々は一定数いるという事実です。という事は、間違っている情報を真実であると信じて、誤った認識を持つ人々も一定数いるという事です。やはりそれは社会にとって良くない危険な事でしょう。個々人の注意として、何か陰謀論めいた話題が出た際には、その話に反証は出ていないかどうかを確認し一人一人が気をつけることしか対応策はないのかもしれません。

陰謀論者の出没ポイント。ネットワークビジネス団体。各種民間療法団体。氣の力をつかう気功や合気道や武術団体。スピリチュアルやオカルト団体。新興宗教団体。

共通点:陰謀論というマウント話法を駆使して権威を作り出す団体には要注意です。嘘には本音が出るものです。善意を装う悪徳ラポール商法にご注意ください。

上記では「悪魔の証明」を消極的事実の証明に準じて用いています。又、証明はほぼ不可能である事をこの文脈上、決して不可能と記載していますので何卒ご了承ください。