最新科学スピリチャル研究所

日本の精神世界を探求していきます。

見えないものを見る人間の脳の不思議。占い師、超能力者、予言者、体外離脱、幽霊、ポルターガイスト、降霊術、カルト教団……あなたの脳はこうして彼らに騙される。怪しげなスピリチャル信仰が看破される痛快な事例の数々。

「アズイフの法則」を世に広めた事の方が有名なリチャード・ワイズマン博士。
「超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか」という興味深い本も書いています。
アズイフの法則「幸せだから笑顔になれる」ではなく、人は笑うから幸せになるという法則。今回ご紹介する本は、超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのかです。よく当たる占い師、奇跡の導師、スプーン曲げ、予知夢、前世……摩訶不思議な現象に惹かれる人は後を絶ちません。しかし、人間心理にひそむ科学的な罠を研究してきたワイズマン博士は、これら超常現象がすべてインチキであることを実験で鮮やかに示してみせます。怪しげなスピリチャル信仰が看破される痛快な1冊です。ぜひお読みください。最近マンガ化もされましたね。現在ではスピ系オカルトは全般的に虚像だった事がわかります。

リチャード・ワイズマン博士。イギリスのロンドン出身の心理学者。10歳から奇術を始め、20歳代前半にはプロのマジシャンとして世界的に活動。やがて奇術の裏にある人間の心理に強い関心を抱き始め、ロンドン大学で心理学を専攻。同大学卒業後、エディンバラ大学で心理学の博士号を取得。ハートフォードシャー大学で研究室を持つまでになる。超常現象を疑問視する研究においても世界的に知られており、被験者の膨大なデータの分析による科学的なアプローチを得意としている。自らウェブサイト上で被験者を募り、大規模調査プロジェクトを進めている。2002年、社会科学分野における一般向けの優れた業績を顕彰するジョセフ・リスター賞(イギリス科学協会)を受賞。疑似科学を鋭く批判する一方で、一般向けの科学書の執筆やテレビ番組の制作、ビジネスコンサルタントとして企業での講演など、幅広い啓蒙活動を行っている。

騙し騙されテクニック満載のマジカルワールド。是非ご覧ください。
Colour Changing Card Trick byリチャード・ワイズマン博士
https://www.youtube.com/watch?v=v3iPrBrGSJM

スピリチャル信奉者は、なぜこうもオカシイ事を本気で真剣に信じてしまうのか?それはマインドコントロールに掛かっているのかもしれません。ということで人は簡単に心を操縦されてしまう。催眠術にかかってしまうという動画をご覧ください。

ユーチューバーヒカルさんの催眠術の検証動画。
https://www.youtube.com/watch?v=aZnAOtIng0E&t=1322s

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ワイズマン博士

最期に。こちらも。こっそりとお読みください。知能が低い人ほどスピリチュアルにハマりがち!という身も蓋もない研究 by英国ウォータールー大学
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/12/blog-post_9.html?m=0
 
「トゥルー・ビリーバー・シンドロームの人達」
https://vishnukrishna.hatenablog.com/entry/2019/07/04/204743
厄介な人達は一定数存在する。それはトゥルー・ビリーバー・シンドロームの人達。(true-believer syndrome、狂信者症候群、信じ込み症候群)とは、何らかの超常現象や超自然現象について真実であると信じ込んだ人が、その「超能力者」からトリックであったことを告白されるなどの非常に明確なインチキの証拠を示されてもなお、その超常現象/超自然現象を信じ続けてしまうことである。「人は波動や周波数を感知する事はできません」と証拠を提示しても納得しない人達など。
 

 

 

 

金の嘘。感動秘話は実は虚偽。美談のホラ話三選。様々な反証により決定的な誤りが判明している「江戸しぐさ」「水からの伝言」「胎内記憶」の勘違いにご注意ください!

江戸しぐさは、芝三光という人物が、一九七〇年代以降に“創作”したマナー集とでもいうべきものです。そのネーミングとは裏腹に実際の江戸時代の風俗とはまったく関わりがなく、西洋風マナーの焼き直しや軍国主義教育の残滓まで含んだまがいものなのです。 一時は教科書にまでにのり日本の教育をむしばんだ「江戸しぐさ」を終わらせるために今一度お知らせしておきましょう。「江戸しぐさ」はやめましょう。何が問題か。なぜ広がったか。
https://news.yahoo.co.jp/byline/usuimafumi/20150626-00046971/


水からの伝言」を信じないでください。
https://www.gakushuin.ac.jp/~881791/fs/
「水に『ありがとう』などの『よい言葉』を見せると、きれいな結晶ができて、『ばかやろう』などの『わるい言葉』を見せると、きたない結晶ができる」というのが「水からの伝言」というお話です。 これはたとえば、水にありがとうや平和などの「よい言葉」をかけると結晶は美しい形となり、バカや戦争などの「悪い言葉」をかけると結晶も醜い形となるといったことです。しかし、これまでの科学の知識から考えれば、水が言葉の影響をうけて結晶の形を変えるということは、決してありません。


「胎内記憶」胎内記憶を持って生まれてくる赤ちゃん。ファンタジックな世界観で謳う「親子の絆」生まれる前、天国のようなところでお母さんをみていて、自分で選んで生まれてきた。そんな記憶を持つ子供たち。もっと遡ると、卵子精子だったときの記憶。=「精子卵子が記憶を持つという謎理論」神様との約束で「子は親を選んで生まれてくるという美談は微笑ましいですが、中絶18万件、児童虐待13万件、児童養護施設3万人という驚くべき数字が現実にあります。日本トンデモ本大賞2009にもノミネートされたツッコミどころ満載の胎内記憶にまつわる本は、未だに「スピ系オカルト信奉者」の熱い支持が続いているようですが、その二次的被害がそのお子様達に及んでいます。とても悲しい事態を引き起こしています。「私はいつでも神様と話せるの!」「僕はナントカ惑星からこの地球に生まれて来たの!」子供達は、親が望むようなことを気持ちを汲んで話しているようです・・・それで良いのでしょうか?

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プラトンの「高貴な嘘」は金の嘘とも言われますね。『国家』に出てくる神話で、 人間は土から作られ、統治者になるべくして生まれたものは金が混じっており、 戦士には銀が、農作者と工作者には鉄が混じっている、という話がある。 これは各人が各自の役割に不満を持たずに国家のために生きることができるように、 統治者が人々に信じこませるためのもので、 プラトンはこれを高貴な嘘と呼んだ。この「気高い嘘」を統治に利用することをプラトンは肯定しています。プラトンは「本当の偽り」と「言葉における偽り」を区別し、後者を人間にかかわる罪のない嘘としています。仏教でも嘘も方便と言うようにです。ただし「科学的事実と反すること」「歴史的事実として客観性が無いもの」「明らかに普遍性に欠けるもの」この三点に於いて、特にネット検索等で一発で間違いに気づけるものは、やはり「間違いは間違いと認め」間違った認識をしていたと謙虚に反省し、ごく普通の当たり前の考え方に戻すべきなのです。

 
「トゥルー・ビリーバー・シンドロームの人達」
https://vishnukrishna.hatenablog.com/entry/2019/07/04/204743
厄介な人達は一定数存在する。それはトゥルー・ビリーバー・シンドロームの人達。(true-believer syndrome、狂信者症候群、信じ込み症候群)とは、何らかの超常現象や超自然現象について真実であると信じ込んだ人が、その「超能力者」からトリックであったことを告白されるなどの非常に明確なインチキの証拠を示されてもなお、その超常現象/超自然現象を信じ続けてしまうことである。「人は波動や周波数を感知する事はできません」と証拠を提示しても納得しない人達など。
 

 

スピ系オカルト業界では普通にある。金粉を出せる人。癌を治せる人。生まれた時の記憶がある人。スピリチャル能力で癌を治せるなら是非その能力を使ってほしい!!!

前回の記事、好評でシェア30越えました。感謝です。ありがとうございます!変なのに引っかからないようにと思いを込めて今日も書きます。YouTube合気道の愛好者が「みんなは合気道のことインチキだと思っているでしょ!」今から説明し誤解を解きたいと思いますという動画のコメント欄に「やっぱりインチキですね〜」の記載があって爆笑しました。ベースは身体反応を利用したテクニカルな暗示で、催眠術の基礎を知ってればカラクリ通りに作用し、人は動くようになっているだけで、実際に不思議な力や気のエネルギーなんてものは実在しない。ただし、それを真剣に信じる仲間内や師弟関係においては超強力にイギナシに効く。動く宗教と言われるゆえんである。俺の波動エネルギーを受けてみよ〜ってな具合で、触れもしないうちからバタンバタンと人を倒していく。ハタから見ると強固な共同幻想に酔いしれて見えるからインチキだと言われてしまう。合気っていう定義は、合わせる気持ちってことで合気で、師弟関係や仲間内のノリツッコミを阿吽の呼吸で、絶妙なタイミングで、それこそ合気!こうしたらオマエ倒れるよね、はい師匠!みたいな笑笑。ガチの総合格闘家の人達からするとおたわむれのお遊戯ですかね?苦笑となる。という理由で合気道の人達は、一切ガチ試合のリングには上がらない、というか上がれない。そして上がったのを見たことがない笑。演舞としては最高の芸術ですけれどね。という前置きはさておき。さてさて、オカルト議員さん。YouTubeで青にゃん先生が叩かれた内容。スピリチュアルあるあるで面白かったので。金粉を出せる人。生まれた時の記憶がある人。癌がわかる人、治せる人などなど。金粉を出せるっていうおっさんはたまに出没するそうです。スピリチュアル好きの女性を口説く時に使用。スピリチュアルでは物質化現象を本気で信じている人が多い。本当に金粉だせるならたくさん出して世界の貧困を救う為に使ってほしい。生まれた時の記憶がある人は、人類史上、お釈迦様か三島由紀夫しか存在しないので嘘ですよ。笑笑。癌がわかるとか治せる人。癌探知犬のマリーンはほぼ100%癌を見つける。なら人にも出来そうですね。たまに居ますそういう人。これこそスピリチャル業界あるあるですね。他人が癌になって困ってたら治せるのですか?と聞くとだいたいお医者さんの営業妨害になるからとよっぽどのことがない限りその能力は使わないそうです。そういう場合はこう切り返してあげてください。小児がんの患者は小学校低学年で余命宣告を受けています、数千人です。どうか一人でもこっそりとで構いません。是非そのあなたのスピリチャル能力でもオカルト能力でも超能力でもなんでも能力使って良いので、一人でも多く救ってあげてくださいと言ってください。それでうんと言わなかったら、鬼畜以下ということです。うんと言わなかったら徹底的に追及してかまわないと思いますよ〜マジで!こういう人は人として最悪の言語道断っていう人ですよ。マジで。

パワースポットやパワーストーン自体に、エネルギーは一切ありません。結局、それは人の気持ち次第です。エネルギーを体感したりするのは「パブロフの犬」と同じ原理です。その場や物からの波動エネルギーは実在しません。

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パブロフの犬は「食事をする前にいつもベルを鳴らしておくと、ベルを鳴らしただけで、その犬は、よだれをたらす」という実験です。訓練や経験によって後天的に獲得される反射行動(条件反射)の事です。条件反射とは、内外の刺激に対して、神経系を通して生体反応が起きる事です。生体反応が起きるってことは、なんらかのエネルギーを感じているってことです。これは周知の事実のことでしょう。人でも、梅干しやレモンをかじる事を想像したらつばがでますよね。条件付けで誰にでもおこる生体反応です。

パワースポットやパワーストーンに何かを感じるのも同じその条件反射の一つです。何らかのエネルギーを感じるとするなら、それは知識や情報による条件反射的な生体反応です。この反応の原因は「後天的に獲得された何か」というのがポイントです。それは、知識や情報、物語やストーリーによる条件反射です。はい、そうです。知識や情報、物語やストーリーによる思い入れ、思い込みが身体に及ぼす反射的な生体反応なのです。人は臨場感に反応します。臨場感とはリアリティーを感じるっていうことです。よりリアルにより現実感をありありと思い浮かべる事で、その力強い臨場感を人は感じ反応します。実際に、どんなパワーストーンにもエネルギーは全くありません。どんな凄いといわれるパワースポットでもパワーのあるエネルギーなんてものは存在しません。得た知識や情報、物語やストーリーによってリアルな臨場感を感じ得た結果の生体反応でしかありません。つまり凄いストーリーを展開されると、その場は凄いパワースポットになりますし、凄いストーリー展開をされると、その石は凄いパワーストーンになります。石というのは、日本語の「意思から石」(意思=石)というんだよというトンデモない嘘話でも信じてしまったら、その石にはパワーを持つ事になります。要は、これはめちゃめちゃ凄いものだと信じ込んだら、そのような凄い力を人は感じます。 英語で石stoneやrockに意思という意味なんてほんの一ミリもない、すぐに嘘だとわかるはずです)

エネルギーが本当にあるならパワーストーン屋さんが閉店する事はありません。成功している社長さんは神社にお参りにいくという本がベストセラーになりましたが、神社に行ってパワーを授かるのであれば、全員、成功した社長さんになっています。神社等々のパワースポットにエネルギーは、客観的事実として存在しません。

人は思い入れで自らそのパワーを感じるものであって、外側の物質からのパワーの影響は一切ありません。すべては、その体感するエネルギーは自分の心が作るものなのです。気功治療と一緒で、気功の先生が治したいと思って施術し、患者も治りたいと思って、先生と患者が一緒に治すという意思合意があって効くのです。伝統的な太古より伝わる信仰療法と一緒です。要は、原初的な話で、子供が転んで擦り傷を作って来た時に、お母さんが「イタイの痛いの飛んでけ〜」というと子供が泣き止むのと同じです。お母さんのパワーは絶大です!もし大好きでしょうがない片思いの本命の彼女がこちらに向って歩いてくるとします。胸は高鳴り顔は赤くなり、もうドキドキです!スピリチャル的な解釈ですと、ラブラブなフェロモン波動エネルギーがその人より発散しており、そのエネルギー受けて感じているのでしょうか???逆にとても嫌いな人がこちらに向って歩いてくるとします。ヘドがでそうなくらい気持ち悪くなりました。それは、その人が凶悪なデスメタル波動でもだしており、それを感じたので胸クソ悪くなったのでしょうか????実際は、全く違います。魅力フェロモン波動や極悪デスメタルオーラなんて彼らは一切だしていません。勝手にあなたが自分で作り上げた妄想です。あなたが自分でそれを勝手に感じて「これこそが本物の波動エネルギーだ!」とか思っただけでしょう。それは「できない脳ほど自意識過剰」という本のタイトルと一緒です。大好きで仕方がなかった彼女と大嫌いなデスメタル男は、彼の目の前で、ハグをして軽いキスをかわして手をつないで微笑ましく立ち去っていきました。ガ〜ン!!!これこそ波動エネルギーの正体なのです。何度も何度も書きますが、波動エネルギーは自分の心や頭で作り上げたものなのです。

話が幼稚になりかけたので、少し真面目に書きますね。40億の借金を返した社長の自伝本には、借金の返済の為の地獄のような日々が綴られており、自殺をふと考えた時期もあったそうです。そのような生活の中で父の形見のロレックスの話が出てくるのですが。その社長さんにとって、この世の最高のパワーストーン的なアイテムは、そのロレックスだったのでしょう。実際、お会いした際に無理を言ってそのロレックスを私ははめさせてもらいましたけど。自分にとっては、そのロレックスはやはり時計でしかありませんでした。当たり前の話ですいません。

では、著名な経営コンサルタントが本に書いた事がきっかけで広まった、「フランス人と風鈴」の話をご存知の方も多いことでしょうか。夏の日にフランス人女性と風鈴のある部屋にいたが、その女性は、風鈴を感知していなかった。説明してやっと理解しその存在を認識できた。という話です。つまり、その風鈴は、実際には説明する前から風鈴は彼女の視界にあったはずですし、音だって物理的信号としてはちゃんと彼女の鼓膜を振動させていたはずです。にもかかわらず、彼女は風鈴の存在にも音にも気付かなかった。それは彼女が「風鈴」というものを知らなかったからです。全く予備知識のない来日したての外国人を説明のないまま案内し、突然、エネルギーを感じますか?と問いただしても感じる訳はありません。人は知らないものは認識できないのです。逆に言えば、認識できる範囲だけがその人にとっての世界なのです。このように、もうお分かりのようにパワースポットのエネルギーは、実際には存在せず。もしなんらかのエネルギーを感じることがあるならば、それは、その人の脳(心)の作り出したものです。いわば、日本人にとっての風鈴が、メンタル・エアー・コンディショナーのような役目を果たしているようにです。

なんの宗教の認識もない日本人が、友人のつきあいで、行きたくもない、エルサレム嘆きの壁に行って、いや〜もの凄いエネルギーがあるんだ!なんてまったく感じないのと一緒です。周りの外国人はみんな神々しい表情で涙をながしているのにです。

以前、合気道の動画を紹介しましたが。関連して最期に仰天エピソードを。YouTubeで最近見つけましたのでご紹介致します。ある武道家が、いかに「鉄」という物質が人体に悪影響を及ぼすかという内容の動画なのですが・・・。説明によると鉄で経脈が乱れるそうですが、、、つまり、鉄を近づけると身体が乱れて力が入らないというのです!その武道家の師匠がセミナー参加者に一人一人、持っている鉄を近づけるとどうでしょうか。なんとその一人づつが順々に身体がぐにゃ〜となり立っていられずに床に倒れ込むのです!もう催眠術ショーと一緒ですね。

子供の頃、鉄棒で逆上がりしたことないのでしょうかね。プロ野球ではどうやってヘルメットをかぶりながら150キロのボールを打てるのでしょう。剣道では、鉄製の面をつけながら集中して試合ができるのでしょう。F1という過酷なレースで鉄のかたまりに乗ってよく操縦できるのでしょう。笑笑。合気道や武道の精神は尊重し個人的に好きですが、一応爆笑してしまったのでご紹介しておきます。

 

 

スピリチュアルの波動(周波数)に科学的根拠はありません。スピリチャルの波動(周波数)を科学的に説明しているサイトは多数ありますが、残念ですが、それは勘違いであり間違いです。

量子力学を使ったスピリチャルの説明は大間違いです。
https://vishnukrishna.hatenablog.com/entry/2019/06/26/213655
こちらの説明でも納得できなかった方へ。より詳しく解説していきます。「万物は固有の振動数を持つから波動(周波数)を出している」というスピリチャルの科学的な主張が完全に間違っている理由。まずは、量子力学の科学的事実から考察していきましょう。量子力学の世界において、万物は全て「原子で構成され、その原子は振動しており99.99%以上の空洞構造である」ことがわかっています。つまり、万物は全て、ほぼ空洞構造で振動している原子で出来ています。万物=振動=ほぼ空洞構造(ミクロ世界の真実:科学的証明)下記水素原子イメージ:99.99%以上の空洞構造の解説。

スピリチュアルの主張通りに、私達日常に(マクロ世界)再現してみましょう。万物は全て振動し波動(周波数)を出しておりほぼ空洞構造で存在している事になります。しかし、実際の私達の日常では、振動し波動を出している空洞構造の物質はありません。例えば、道に落ちている石があるとします。その石は振動せず空洞構造でもありません。振動も科学的に確認できないので、波動(周波数)もあるはずがありません。

【勘違いその1:原子の空洞構造の無視】物質は(空洞で振動して波動を出す)原子で全て出来ているのなら、それで出来ている私達の身の周りの物質は、勿論、全ての物が空洞で振動して波動を出している事になるのですが・・・。お分かりのように、スピリチャルの主張は、空洞構造が抜けています。原子の空洞構造を明らかに無視しており、その理屈は矛盾しています。そして主張をしたい振動(波動)だけを取り上げてミクロの世界をマクロ世界同様に取り上げています。それらは明らかに間違いです。では、なぜこのようにスピリチャルの人達は、間違った認識をしてしまうのでしょうか?それは、ミクロ世界とマクロ世界の物理法則を同一視してしまう事が原因です。それを詳しく説明していきます。

自然科学には大きく分けて二つの物理法則があります。日常生活におけるマクロ世界のニュートン力学と超微細なミクロ世界の量子力学です。この二つの物理法則は全く違い、その統一理論は未だ解明されていません。

【勘違いその2:全く違う二つの物理法則を同一視】物質を細かく分けていくと、その最小単位(一番小さな粒)は素粒子です。素粒子は自ら振動している。物質は振動している素粒子で全て出来ている。振動している素粒子で出来ているなら、その振動で波動(周波数)が出ていると考える。これがスピリチャルの主張なのですが、違います。そうです。ここが大きな勘違いポイントです。一見とても正しそうに見えますが、理屈が合っていそうですが、実は、実にとても大きな間違いなのです。上記でも述べたように、ミクロとマクロ世界では物理法則が全く違うからです。全く違うという事はわかっているのですが、その統一理論は未だ存在しません。なぜ全く違うのかということは解明されていません。よってミクロとマクロの両方にそれぞれの真実が存在するということです。元々別々の物理法則なので決して混同してはなりません。

【勘違いその3:真であるが実では無いということを知らない】ミクロ世界で振動している(真実)でもマクロ世界では振動していない(真実)石は素粒子にまで細かく分けると振動が確認できる。(ミクロ世界)石は石という物質で振動は科学的に確認できません。(マクロ世界)石という物質はミクロでは振動し(真実)マクロでは振動してない(実際の真実)

【勘違いその4:なぜ量子力学が誕生したかを知らない】そもそも量子力学は、物質を細かく細かく分けていき、最小単位の量子(素粒子)レベルまで到達した時点で、その素粒子の振る舞いは、既存の物理法則には「全く当てはまらない動きをするぞ!」という発見から始まったのです。100年以上前に、私達の日常マクロ生活の物理法則とは全く違うという大発見です。何故違う?それが量子力学の研究が始まったいきさつです。

【勘違いその5:ミクロ世界がマクロ世界とかけ離れている事実をしらない】そもそもどれだけ日常の物理法則と量子力学の物理法則が違うのか?ということを水素原子をモデルに説明していきましょう。水素原子を分かり易いように、日常のスケールにして例えて考えてみましょう。そして、非常に不可思議な世界だとわかる事でしょう。水素の原子核を4000000000000倍すると直径約1cmとパチンコ玉くらいになります。その原子核と分子の距離は、約450メートル離れて回っています。直径は約900mです。分子の質量は、原子の約1700分の1です。例えば、パチンコ玉は約5.5グラムとすると、分子は、0.003グラムになります。(是非是非イメージしてください!)量子の世界を日常スケールに置き換えると、パチンコ玉(原子核)から450メートル離れたところで、微細な砂粒の重さ0.003グラム(電子)がぐるぐると回っている」のです。ぜひ下記の水素原子のイメージ図を参照にお考えください。

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水素原子

ミクロ世界とマクロ世界の物理法則は、元々から別々の物理法則なので決して混同してはいけません。その理由がよくお分かり頂けたことでしょう。この認識が広く共有されますように。最期までありがとうございました。

https://vishnukrishna.hatenablog.com/entry/2019/07/01/202127もしよろしかったら、こちらもご覧ください。スピリチャルの波動の正体とは?周波数の正体とは?霊能力は実際にはありません。例:波動はその人のテンションそのもの。場所も一緒です。「気合い入ってるね〜」は(良い高い波動)「感じ悪いな〜あの人」は(悪く低い波動)「暗くてじめじめした所」は悪くて低い波動エネルギー!「明るくて爽やかな所」は良くて高いエネルギー!(笑)

男女を問わず、優しくて真面目で控えめな几帳面な人。傲慢さとかけ離れた人ほど、その深層心理はひどく傲慢になり、うつになってしまうそのカラクリ。無明によるその悲劇。

御注意:ここでは一般的なあくまでも軽度のうつ症状を取り上げています。
うつ病の原因は、悪性ストレスです。悪性ストレスによる「ひどく嫌な気分」が原因で「ひどく苦しい思い」をします。ひどく嫌な気分が続くと「苦しくて苦しくて」うつ病を発生します。誰でも知っている事です。では、何処からその悪性ストレスがやってくるのか?悪性ストレスの実態とは一体何なのか?では、そのひどく嫌な気分にさせる「苦しみの正体」を明らかにしていきます。

悪性ストレスの発生源は二つあります。自分の受ける「外部からの刺激」による悪いストレスか、自分のする「行為による結果」による悪いストレスのどちらか、又は両方です。(注意:ここでは一般的に軽度のうつ症状を扱ってます)

初期仏教的に言うと心の三毒、貪瞋痴(とんじんち)や無明を知らないと、悪性ストレスをまともに受けてしまうことになります。男女問わずに。一見「傲慢さとかけ離れた性格」の人は特にです。女性なら「優しくか弱くピュアで控えめで、人見知りな人」男性なら「誠実で真面目な几帳面、奥手で素直な人」もう一つ共通する要素を付け足すとそれは受け身です。

「うつになってしまう人は「心の三毒」や「無明」を知らずに、事実上、非常に傲慢になってしまっています「はい。結果としてそうなってしまっているのです」その上にさらに厄介なことは、自分の傲慢さを普通に気づけない事です。自分で自分を良い人だと思っている。周りの良い評価同様に、人並み以上に自分は良い人だと信じ切っている。この事実が本人にとっての落とし穴です。(通常時なら問題にはならないですが)しかし、悪性ストレス状況下にいた場合=自分の思い通りにならない場合。自分の希望した通りにならない場合。自分の望まない事が起きた場合でも。その人は正しい自分を絶対に曲げない。なぜなら自分は正しいから。その自分の正しさゆえに、自分という我を通します。絶対に自分を譲らず我を通します。実はそれはその人の我欲に他なりません。状況が変わればそれに応じて、その場面その場面で本来は自分を変えなくてはなりませんが、その人にとって、自分は間違ってないので我をそのまま通そうと必死です。しかしその我を張り続けるのは強欲なのです。その態度は、残念ですが、実は、実に傲慢です。それは客観的に良くも悪くも他を受容をしない態度です。正しいのは自分で、他を見下し、他を決して受け入れない態度です。強固に膠着するのは、自分を変えないのは、やはり傲慢です。本当に残念なのはそれを自覚してないから病気になる事です。(当たり前ですが、もちろん外部が全て悪い場合もあります。100%外部が悪い場合でもそれに対応し自分が臨機応変に対応する知恵を持たなくてはなりませんが)

実際にうつの人に、こういう話をしても絶対に耳を貸さないです。うつになるメカニズムや対処法のたぐいはネットで沢山ありますし、本屋さんでも山積みです。しかし本人は自分が正しいと思っているので見向きもしません。お薬より適度な運動が一番の効くデータもあるよと言っても、もの凄い頑固なので絶対に運動なんかしません。アドバイス聞く耳があるなら、うつになりようがないですから、それは仕方がないことかもしれません。

それにしても、不思議ですよね、イタリアには、精神病院はありません。イタリアは、十数年かけて廃止の道を選び今現在は全廃になっているそうです。

初期仏教のお釈迦さまの教えでは、無明こそ最大の穢れ(ケガレ)=悪性ストレスの根本原因と説かれてます。無明とは無知のこと。又、悪性ストレスは易しくは心の三毒(貪瞋痴)の為とも説きます。『無知は罪なり、知は空虚なり、英知を持つもの英雄なり』と説いたのはソクラテスです。仏教は何度も何度も賢者になれと説かれています。洋の東西を問わず古今を通じて、智慧を重んじ愚者にはなるなと言う事ですね。

貪瞋痴(とんじんち)心の三毒とは、貪欲とは、自己の欲するものに執着して飽くことを知らないこと。非常に欲の深いこと。瞋恚とは、怒ることです。自分の思い通りにならない事への怒りです。周囲への怒りの心です。愚痴とは、仏教での愚痴の意味は「真理を知らないこと」になります。この三毒によって毒された心では私たちはこの世の苦しみにただただ苦しむだけの存在になってしまいます。また、次に無明とは仏教において、「この世のあらゆる苦しみの根本的な原因」を意味する言葉で、「この世の真理を知らない無知の事」です。人生、生きていくことに苦しみを感じているのは、あなたが「無明」だからです。無明であるがゆえに、この諸行無常諸法無我を理解せず、煩悩をという欲望に満たされています。だから人生は苦しみばかりになるのですとお釈迦様は説きます。

前回同様に、初期仏教の中核をなす四つの真理。諸行無常諸法無我涅槃寂静に、一切皆苦の理解は必要ですね。

お釈迦様の言葉をぜひお聞きください。

ブッダの言葉・スッタニパータ 第三 大なる章
https://www.youtube.com/watch?v=WVclUAUJi2E&t=1789s
ブッダ最後の旅 第1章
https://www.youtube.com/watch?v=1LfWQ3Dybgk&t=42s
ブッダ最後の旅 第2章~第3章
https://www.youtube.com/watch?v=-q3kOQLKulE
ブッダの言葉 尼僧の告白 通読その1
https://www.youtube.com/watch?v=UwitV7XO0sI&t=64s
ブッダの言葉 尼僧の告白 通読その2
https://www.youtube.com/watch?v=9mvC67fo9ow&t=3937s

 

 

「我がまま」な人ほど最悪な事はありません。仏教的に言うとそれは、悪因悪果です。我を張り通し続けるとそのうち(自分は悪くないのに)「自分の思い通りにいかないという気持ち」その矛盾を原因として、うつ病へと発展しかねません。

スピリチャル好きは、なぜお釈迦様が好きなのか?ブッダの説かれたことに一番近いと言われる「初期仏教」は、スピリチャル(=インドの宗教哲学)(当時はバラモン教)に対抗し、起こした真逆思想なのになぜ?という疑問。

不幸に思う根本原因は、不平不満の根本原因は、「自分の思うがままにならない事」自分の思うがままとは=我がのまま=「我がまま」では駄目なのです。

弱そうに見えても強そうに見えても「我の強い人って居ます」些細なことを嫌う人の事です。ほんの些細な事でも「自分の思い通りにならないと怒り」我を通す。それでは駄目です。それは、あなたの「我がまま」です。「我がまま」な人ほど最悪な事はありません。仏教的に言うとそれは、悪因悪果です。我を張り通し続けるとそのうち(自分は悪くないのに)「自分の思い通りにいかないという気持ち」その矛盾を原因として、うつ病へと発展しかねません。「より不幸な問題は、特に弱そうにみえて我の強い人」です。強い人は強情を張りその場を切り抜けますが(後に自分に跳ね返ってきます)同じ境遇でも。弱い人は色々と徐々にこじらせていきます。そういう人は「弱そうに見えても絶対に自分の我を通そうとします」世間では「悲劇のヒロインさん」と言うそうです。「何事にも受け身で動かずに自分は悪くないという傲慢さ」それはまさに「我を通している」という事なのです。自分には非がないという自覚が無い分(勿論完全に外部が悪い場合も多々あります。それを除いての話)悪いのは全て自分以外という認識。つまり健全な目で自分の弱さを見れずに、「私は純粋で綺麗な心を持っている優しい人なのに。ヒロインの私はなぜ不幸」と自助努力をしない方向にいくと、実に厄介です。おわかりでしょうか。世界は自分を中心に回っている。完全に自己中(自我中)中二病。つまり本当の事を仏教的に言うと初期うつ病の根本原因は、「弱いフリした傲慢」です。ピュアな私の世界観とは違うものは、嘘だし〜絶対に受け入れないから〜私不幸〜。←傍から見ると可哀想ですが、ただのワガママという事実上の傲慢でしかない。実は、初期うつ病の原因の一つは、自覚の無い弱いフリしたワガママという傲慢です。

医学的にうつの根本原因は、不幸(アンハッピーな状態)が続くとセロトニンが徐々に不足していき分泌されにくくなると言われています。「我がまま、そのままの自分」ではなく臨機応変に、やはり自分も状況に合わせて変わる術(すべ)を学び自ら対応していかなくてはなりません。これこそ初期仏教の最初の教えになります。

長い前置きはこのくらいで。ようやく本題に入ります、解決しますよ!(笑)

かけがえの無いあなたは「あるがままのそのままで唯一無二の至高の存在」というのがだいたいどこででも言われているスピリチャルの王道のような主張です。スピリチャルでは「執着を手放そう」とも強く主張しますが、「自分は自分のままで良い」と「執着する気持ちを手放すこと」は完全に相反する概念です。つまり実現不可。スピリチャルはつぎはぎだらけなので仕方がないのかもしれませんが。

一方で、リアリスト釈尊は「縁起・空の思想」を説きました。「現実をきちんと見なさい」かけがえの無いあなたは存在しません。あるがままのそのままで唯一無二のものはこの世にはありません。至高の存在もありません。無い物は無いので、どこをさがしても見つかるはずはありません。アートマンブラフマンの否定」

初期仏教は、「非常にリアリストゆえの血も涙もない教え」ではありません。悩みの内にあって悩まない。その抜苦与楽の仏教の教えを解説していきます。

インドで仏教が生まれる以前に勢力を誇っていたバラモン教。それに対抗する形で仏教を起こしたのがブッタです。その初期仏教を特徴づける三つの真理を「三法印」と言います。諸行無常諸法無我涅槃寂静。この三法印に、「一切皆苦」を加えて四法印(しほういん)と呼ぶこともあります。

ブッタは、縁起を発見した人です。縁起とは、因縁生起のことです。他との関係が縁となって生起すること。自己や仏を含む一切の存在は縁起によって成立しており、したがってそれ自身の本性、本質または実体といったものは存在せず、空である。と説かれます。万物相互依存と解釈するとわかり易いです。

因縁生起(縁起)がわかると、諸行無常がよくわかる。諸行無常とは、この現実の世界のあらゆる事物は,種々の直接的・間接的原因や条件によってつくりだされたもので、絶えず変化し続け、決して永遠のものではないということ。

諸行無常がわかると諸法無我がよくわかる。諸法無我とは、あらゆる事物には、永遠・不変な本性である我(が)がないということ。人間も同じで自我というものは存在しないという事。自我があると思っているのが人間。

諸法無我がわかると、涅槃寂静がよくわかる。涅槃寂静とは、悟りが絶対の静けさであること。自我があると思っているのが人間。しかし、自我という本質はない。つまり自我がない事を悟るのが、修行の到達点=「無我の境地」涅槃寂静です。

この三つの教えがわかると「一切皆苦」がよくわかる。一切皆苦とは、この世界のすべてが、結局はすべて苦であるということ。この現実世界はすべて苦であり、その苦の原因は人が本能的にもつ欲望である。欲望を制御することがそのまま、苦をなくすことであり、悟り「涅槃寂静」である。

本能的に、人は「諸行無常」を嫌います。人は、「諸法無我」を嫌います。これにより、この世は苦であるという真理が説かれます。その苦を滅することで、悟りに到達するのが菩薩道です。初期仏教のほんの一部を紹介しましたが、今日はこの辺で。より直接ブッタの言葉に触れたい場合には、下記をおすすめ致します。

初期仏教が良くわかるブッタの言葉。
YouTubeで繰り返し聞くと良いと思います。

ブッダの真理の言葉 第1章~第26章 通読
https://www.youtube.com/watch?v=cQ0Wp_yT3hQ

ブッダの感興の言葉 通読その1 第1章~第11章 
https://www.youtube.com/watch?v=UEjNlx3T0fo

ブッダの感興の言葉 通読その2 第12章~第22章 
https://www.youtube.com/watch?v=_1QLcx4dGpY

ブッダの言葉・スッタニパータ 第一 蛇の章 1~12
https://www.youtube.com/watch?v=F1d7GMocWOw&t=3214s

ブッダの言葉・スッタニパータ 第二 小なる章 1~14
https://www.youtube.com/watch?v=WkuwXGyE9Ck

寂静禅経 全巻 朗読
https://www.youtube.com/watch?v=Ruzln5iWVec