最新科学スピリチャル研究所

日本の精神世界を探求していきます。

パワースポットやパワーストーン自体に、エネルギーは一切ありません。結局、それは人の気持ち次第です。エネルギーを体感したりするのは「パブロフの犬」と同じ原理です。その場や物からの波動エネルギーは実在しません。

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パブロフの犬は「食事をする前にいつもベルを鳴らしておくと、ベルを鳴らしただけで、その犬は、よだれをたらす」という実験です。訓練や経験によって後天的に獲得される反射行動(条件反射)の事です。条件反射とは、内外の刺激に対して、神経系を通して生体反応が起きる事です。生体反応が起きるってことは、なんらかのエネルギーを感じているってことです。これは周知の事実のことでしょう。人でも、梅干しやレモンをかじる事を想像したらつばがでますよね。条件付けで誰にでもおこる生体反応です。

パワースポットやパワーストーンに何かを感じるのも同じその条件反射の一つです。何らかのエネルギーを感じるとするなら、それは知識や情報による条件反射的な生体反応です。この反応の原因は「後天的に獲得された何か」というのがポイントです。それは、知識や情報、物語やストーリーによる条件反射です。はい、そうです。知識や情報、物語やストーリーによる思い入れ、思い込みが身体に及ぼす反射的な生体反応なのです。人は臨場感に反応します。臨場感とはリアリティーを感じるっていうことです。よりリアルにより現実感をありありと思い浮かべる事で、その力強い臨場感を人は感じ反応します。実際に、どんなパワーストーンにもエネルギーは全くありません。どんな凄いといわれるパワースポットでもパワーのあるエネルギーなんてものは存在しません。得た知識や情報、物語やストーリーによってリアルな臨場感を感じ得た結果の生体反応でしかありません。つまり凄いストーリーを展開されると、その場は凄いパワースポットになりますし、凄いストーリー展開をされると、その石は凄いパワーストーンになります。石というのは、日本語の「意思から石」(意思=石)というんだよというトンデモない嘘話でも信じてしまったら、その石にはパワーを持つ事になります。要は、これはめちゃめちゃ凄いものだと信じ込んだら、そのような凄い力を人は感じます。 英語で石stoneやrockに意思という意味なんてほんの一ミリもない、すぐに嘘だとわかるはずです)

エネルギーが本当にあるならパワーストーン屋さんが閉店する事はありません。成功している社長さんは神社にお参りにいくという本がベストセラーになりましたが、神社に行ってパワーを授かるのであれば、全員、成功した社長さんになっています。神社等々のパワースポットにエネルギーは、客観的事実として存在しません。

人は思い入れで自らそのパワーを感じるものであって、外側の物質からのパワーの影響は一切ありません。すべては、その体感するエネルギーは自分の心が作るものなのです。気功治療と一緒で、気功の先生が治したいと思って施術し、患者も治りたいと思って、先生と患者が一緒に治すという意思合意があって効くのです。伝統的な太古より伝わる信仰療法と一緒です。要は、原初的な話で、子供が転んで擦り傷を作って来た時に、お母さんが「イタイの痛いの飛んでけ〜」というと子供が泣き止むのと同じです。お母さんのパワーは絶大です!もし大好きでしょうがない片思いの本命の彼女がこちらに向って歩いてくるとします。胸は高鳴り顔は赤くなり、もうドキドキです!スピリチャル的な解釈ですと、ラブラブなフェロモン波動エネルギーがその人より発散しており、そのエネルギー受けて感じているのでしょうか???逆にとても嫌いな人がこちらに向って歩いてくるとします。ヘドがでそうなくらい気持ち悪くなりました。それは、その人が凶悪なデスメタル波動でもだしており、それを感じたので胸クソ悪くなったのでしょうか????実際は、全く違います。魅力フェロモン波動や極悪デスメタルオーラなんて彼らは一切だしていません。勝手にあなたが自分で作り上げた妄想です。あなたが自分でそれを勝手に感じて「これこそが本物の波動エネルギーだ!」とか思っただけでしょう。それは「できない脳ほど自意識過剰」という本のタイトルと一緒です。大好きで仕方がなかった彼女と大嫌いなデスメタル男は、彼の目の前で、ハグをして軽いキスをかわして手をつないで微笑ましく立ち去っていきました。ガ〜ン!!!これこそ波動エネルギーの正体なのです。何度も何度も書きますが、波動エネルギーは自分の心や頭で作り上げたものなのです。

話が幼稚になりかけたので、少し真面目に書きますね。40億の借金を返した社長の自伝本には、借金の返済の為の地獄のような日々が綴られており、自殺をふと考えた時期もあったそうです。そのような生活の中で父の形見のロレックスの話が出てくるのですが。その社長さんにとって、この世の最高のパワーストーン的なアイテムは、そのロレックスだったのでしょう。実際、お会いした際に無理を言ってそのロレックスを私ははめさせてもらいましたけど。自分にとっては、そのロレックスはやはり時計でしかありませんでした。当たり前の話ですいません。

では、著名な経営コンサルタントが本に書いた事がきっかけで広まった、「フランス人と風鈴」の話をご存知の方も多いことでしょうか。夏の日にフランス人女性と風鈴のある部屋にいたが、その女性は、風鈴を感知していなかった。説明してやっと理解しその存在を認識できた。という話です。つまり、その風鈴は、実際には説明する前から風鈴は彼女の視界にあったはずですし、音だって物理的信号としてはちゃんと彼女の鼓膜を振動させていたはずです。にもかかわらず、彼女は風鈴の存在にも音にも気付かなかった。それは彼女が「風鈴」というものを知らなかったからです。全く予備知識のない来日したての外国人を説明のないまま案内し、突然、エネルギーを感じますか?と問いただしても感じる訳はありません。人は知らないものは認識できないのです。逆に言えば、認識できる範囲だけがその人にとっての世界なのです。このように、もうお分かりのようにパワースポットのエネルギーは、実際には存在せず。もしなんらかのエネルギーを感じることがあるならば、それは、その人の脳(心)の作り出したものです。いわば、日本人にとっての風鈴が、メンタル・エアー・コンディショナーのような役目を果たしているようにです。

なんの宗教の認識もない日本人が、友人のつきあいで、行きたくもない、エルサレム嘆きの壁に行って、いや〜もの凄いエネルギーがあるんだ!なんてまったく感じないのと一緒です。周りの外国人はみんな神々しい表情で涙をながしているのにです。

以前、合気道の動画を紹介しましたが。関連して最期に仰天エピソードを。YouTubeで最近見つけましたのでご紹介致します。ある武道家が、いかに「鉄」という物質が人体に悪影響を及ぼすかという内容の動画なのですが・・・。説明によると鉄で経脈が乱れるそうですが、、、つまり、鉄を近づけると身体が乱れて力が入らないというのです!その武道家の師匠がセミナー参加者に一人一人、持っている鉄を近づけるとどうでしょうか。なんとその一人づつが順々に身体がぐにゃ〜となり立っていられずに床に倒れ込むのです!もう催眠術ショーと一緒ですね。

子供の頃、鉄棒で逆上がりしたことないのでしょうかね。プロ野球ではどうやってヘルメットをかぶりながら150キロのボールを打てるのでしょう。剣道では、鉄製の面をつけながら集中して試合ができるのでしょう。F1という過酷なレースで鉄のかたまりに乗ってよく操縦できるのでしょう。笑笑。合気道や武道の精神は尊重し個人的に好きですが、一応爆笑してしまったのでご紹介しておきます。

 

 

スピリチュアルの波動(周波数)に科学的根拠はありません。スピリチャルの波動(周波数)を科学的に説明しているサイトは多数ありますが、残念ですが、それは勘違いであり間違いです。

量子力学を使ったスピリチャルの説明は大間違いです。
https://vishnukrishna.hatenablog.com/entry/2019/06/26/213655
こちらの説明でも納得できなかった方へ。より詳しく解説していきます。「万物は固有の振動数を持つから波動(周波数)を出している」というスピリチャルの科学的な主張が完全に間違っている理由。まずは、量子力学の科学的事実から考察していきましょう。量子力学の世界において、万物は全て「原子で構成され、その原子は振動しており99.99%以上の空洞構造である」ことがわかっています。つまり、万物は全て、ほぼ空洞構造で振動している原子で出来ています。万物=振動=ほぼ空洞構造(ミクロ世界の真実:科学的証明)下記水素原子イメージ:99.99%以上の空洞構造の解説。

スピリチュアルの主張通りに、私達日常に(マクロ世界)再現してみましょう。万物は全て振動し波動(周波数)を出しておりほぼ空洞構造で存在している事になります。しかし、実際の私達の日常では、振動し波動を出している空洞構造の物質はありません。例えば、道に落ちている石があるとします。その石は振動せず空洞構造でもありません。振動も科学的に確認できないので、波動(周波数)もあるはずがありません。

【勘違いその1:原子の空洞構造の無視】物質は(空洞で振動して波動を出す)原子で全て出来ているのなら、それで出来ている私達の身の周りの物質は、勿論、全ての物が空洞で振動して波動を出している事になるのですが・・・。お分かりのように、スピリチャルの主張は、空洞構造が抜けています。原子の空洞構造を明らかに無視しており、その理屈は矛盾しています。そして主張をしたい振動(波動)だけを取り上げてミクロの世界をマクロ世界同様に取り上げています。それらは明らかに間違いです。では、なぜこのようにスピリチャルの人達は、間違った認識をしてしまうのでしょうか?それは、ミクロ世界とマクロ世界の物理法則を同一視してしまう事が原因です。それを詳しく説明していきます。

自然科学には大きく分けて二つの物理法則があります。日常生活におけるマクロ世界のニュートン力学と超微細なミクロ世界の量子力学です。この二つの物理法則は全く違い、その統一理論は未だ解明されていません。

【勘違いその2:全く違う二つの物理法則を同一視】物質を細かく分けていくと、その最小単位(一番小さな粒)は素粒子です。素粒子は自ら振動している。物質は振動している素粒子で全て出来ている。振動している素粒子で出来ているなら、その振動で波動(周波数)が出ていると考える。これがスピリチャルの主張なのですが、違います。そうです。ここが大きな勘違いポイントです。一見とても正しそうに見えますが、理屈が合っていそうですが、実は、実にとても大きな間違いなのです。上記でも述べたように、ミクロとマクロ世界では物理法則が全く違うからです。全く違うという事はわかっているのですが、その統一理論は未だ存在しません。なぜ全く違うのかということは解明されていません。よってミクロとマクロの両方にそれぞれの真実が存在するということです。元々別々の物理法則なので決して混同してはなりません。

【勘違いその3:真であるが実では無いということを知らない】ミクロ世界で振動している(真実)でもマクロ世界では振動していない(真実)石は素粒子にまで細かく分けると振動が確認できる。(ミクロ世界)石は石という物質で振動は科学的に確認できません。(マクロ世界)石という物質はミクロでは振動し(真実)マクロでは振動してない(実際の真実)

【勘違いその4:なぜ量子力学が誕生したかを知らない】そもそも量子力学は、物質を細かく細かく分けていき、最小単位の量子(素粒子)レベルまで到達した時点で、その素粒子の振る舞いは、既存の物理法則には「全く当てはまらない動きをするぞ!」という発見から始まったのです。100年以上前に、私達の日常マクロ生活の物理法則とは全く違うという大発見です。何故違う?それが量子力学の研究が始まったいきさつです。

【勘違いその5:ミクロ世界がマクロ世界とかけ離れている事実をしらない】そもそもどれだけ日常の物理法則と量子力学の物理法則が違うのか?ということを水素原子をモデルに説明していきましょう。水素原子を分かり易いように、日常のスケールにして例えて考えてみましょう。そして、非常に不可思議な世界だとわかる事でしょう。水素の原子核を4000000000000倍すると直径約1cmとパチンコ玉くらいになります。その原子核と分子の距離は、約450メートル離れて回っています。直径は約900mです。分子の質量は、原子の約1700分の1です。例えば、パチンコ玉は約5.5グラムとすると、分子は、0.003グラムになります。(是非是非イメージしてください!)量子の世界を日常スケールに置き換えると、パチンコ玉(原子核)から450メートル離れたところで、微細な砂粒の重さ0.003グラム(電子)がぐるぐると回っている」のです。ぜひ下記の水素原子のイメージ図を参照にお考えください。

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水素原子

ミクロ世界とマクロ世界の物理法則は、元々から別々の物理法則なので決して混同してはいけません。その理由がよくお分かり頂けたことでしょう。この認識が広く共有されますように。最期までありがとうございました。

https://vishnukrishna.hatenablog.com/entry/2019/07/01/202127もしよろしかったら、こちらもご覧ください。スピリチャルの波動の正体とは?周波数の正体とは?霊能力は実際にはありません。例:波動はその人のテンションそのもの。場所も一緒です。「気合い入ってるね〜」は(良い高い波動)「感じ悪いな〜あの人」は(悪く低い波動)「暗くてじめじめした所」は悪くて低い波動エネルギー!「明るくて爽やかな所」は良くて高いエネルギー!(笑)

男女を問わず、優しくて真面目で控えめな几帳面な人。傲慢さとかけ離れた人ほど、その深層心理はひどく傲慢になり、うつになってしまうそのカラクリ。無明によるその悲劇。

御注意:ここでは一般的なあくまでも軽度のうつ症状を取り上げています。
うつ病の原因は、悪性ストレスです。悪性ストレスによる「ひどく嫌な気分」が原因で「ひどく苦しい思い」をします。ひどく嫌な気分が続くと「苦しくて苦しくて」うつ病を発生します。誰でも知っている事です。では、何処からその悪性ストレスがやってくるのか?悪性ストレスの実態とは一体何なのか?では、そのひどく嫌な気分にさせる「苦しみの正体」を明らかにしていきます。

悪性ストレスの発生源は二つあります。自分の受ける「外部からの刺激」による悪いストレスか、自分のする「行為による結果」による悪いストレスのどちらか、又は両方です。(注意:ここでは一般的に軽度のうつ症状を扱ってます)

初期仏教的に言うと心の三毒、貪瞋痴(とんじんち)や無明を知らないと、悪性ストレスをまともに受けてしまうことになります。男女問わずに。一見「傲慢さとかけ離れた性格」の人は特にです。女性なら「優しくか弱くピュアで控えめで、人見知りな人」男性なら「誠実で真面目な几帳面、奥手で素直な人」もう一つ共通する要素を付け足すとそれは受け身です。

「うつになってしまう人は「心の三毒」や「無明」を知らずに、事実上、非常に傲慢になってしまっています「はい。結果としてそうなってしまっているのです」その上にさらに厄介なことは、自分の傲慢さを普通に気づけない事です。自分で自分を良い人だと思っている。周りの良い評価同様に、人並み以上に自分は良い人だと信じ切っている。この事実が本人にとっての落とし穴です。(通常時なら問題にはならないですが)しかし、悪性ストレス状況下にいた場合=自分の思い通りにならない場合。自分の希望した通りにならない場合。自分の望まない事が起きた場合でも。その人は正しい自分を絶対に曲げない。なぜなら自分は正しいから。その自分の正しさゆえに、自分という我を通します。絶対に自分を譲らず我を通します。実はそれはその人の我欲に他なりません。状況が変わればそれに応じて、その場面その場面で本来は自分を変えなくてはなりませんが、その人にとって、自分は間違ってないので我をそのまま通そうと必死です。しかしその我を張り続けるのは強欲なのです。その態度は、残念ですが、実は、実に傲慢です。それは客観的に良くも悪くも他を受容をしない態度です。正しいのは自分で、他を見下し、他を決して受け入れない態度です。強固に膠着するのは、自分を変えないのは、やはり傲慢です。本当に残念なのはそれを自覚してないから病気になる事です。(当たり前ですが、もちろん外部が全て悪い場合もあります。100%外部が悪い場合でもそれに対応し自分が臨機応変に対応する知恵を持たなくてはなりませんが)

実際にうつの人に、こういう話をしても絶対に耳を貸さないです。うつになるメカニズムや対処法のたぐいはネットで沢山ありますし、本屋さんでも山積みです。しかし本人は自分が正しいと思っているので見向きもしません。お薬より適度な運動が一番の効くデータもあるよと言っても、もの凄い頑固なので絶対に運動なんかしません。アドバイス聞く耳があるなら、うつになりようがないですから、それは仕方がないことかもしれません。

それにしても、不思議ですよね、イタリアには、精神病院はありません。イタリアは、十数年かけて廃止の道を選び今現在は全廃になっているそうです。

初期仏教のお釈迦さまの教えでは、無明こそ最大の穢れ(ケガレ)=悪性ストレスの根本原因と説かれてます。無明とは無知のこと。又、悪性ストレスは易しくは心の三毒(貪瞋痴)の為とも説きます。『無知は罪なり、知は空虚なり、英知を持つもの英雄なり』と説いたのはソクラテスです。仏教は何度も何度も賢者になれと説かれています。洋の東西を問わず古今を通じて、智慧を重んじ愚者にはなるなと言う事ですね。

貪瞋痴(とんじんち)心の三毒とは、貪欲とは、自己の欲するものに執着して飽くことを知らないこと。非常に欲の深いこと。瞋恚とは、怒ることです。自分の思い通りにならない事への怒りです。周囲への怒りの心です。愚痴とは、仏教での愚痴の意味は「真理を知らないこと」になります。この三毒によって毒された心では私たちはこの世の苦しみにただただ苦しむだけの存在になってしまいます。また、次に無明とは仏教において、「この世のあらゆる苦しみの根本的な原因」を意味する言葉で、「この世の真理を知らない無知の事」です。人生、生きていくことに苦しみを感じているのは、あなたが「無明」だからです。無明であるがゆえに、この諸行無常諸法無我を理解せず、煩悩をという欲望に満たされています。だから人生は苦しみばかりになるのですとお釈迦様は説きます。

前回同様に、初期仏教の中核をなす四つの真理。諸行無常諸法無我涅槃寂静に、一切皆苦の理解は必要ですね。

お釈迦様の言葉をぜひお聞きください。

ブッダの言葉・スッタニパータ 第三 大なる章
https://www.youtube.com/watch?v=WVclUAUJi2E&t=1789s
ブッダ最後の旅 第1章
https://www.youtube.com/watch?v=1LfWQ3Dybgk&t=42s
ブッダ最後の旅 第2章~第3章
https://www.youtube.com/watch?v=-q3kOQLKulE
ブッダの言葉 尼僧の告白 通読その1
https://www.youtube.com/watch?v=UwitV7XO0sI&t=64s
ブッダの言葉 尼僧の告白 通読その2
https://www.youtube.com/watch?v=9mvC67fo9ow&t=3937s

 

 

「我がまま」な人ほど最悪な事はありません。仏教的に言うとそれは、悪因悪果です。我を張り通し続けるとそのうち(自分は悪くないのに)「自分の思い通りにいかないという気持ち」その矛盾を原因として、うつ病へと発展しかねません。

スピリチャル好きは、なぜお釈迦様が好きなのか?ブッダの説かれたことに一番近いと言われる「初期仏教」は、スピリチャル(=インドの宗教哲学)(当時はバラモン教)に対抗し、起こした真逆思想なのになぜ?という疑問。

不幸に思う根本原因は、不平不満の根本原因は、「自分の思うがままにならない事」自分の思うがままとは=我がのまま=「我がまま」では駄目なのです。

弱そうに見えても強そうに見えても「我の強い人って居ます」些細なことを嫌う人の事です。ほんの些細な事でも「自分の思い通りにならないと怒り」我を通す。それでは駄目です。それは、あなたの「我がまま」です。「我がまま」な人ほど最悪な事はありません。仏教的に言うとそれは、悪因悪果です。我を張り通し続けるとそのうち(自分は悪くないのに)「自分の思い通りにいかないという気持ち」その矛盾を原因として、うつ病へと発展しかねません。「より不幸な問題は、特に弱そうにみえて我の強い人」です。強い人は強情を張りその場を切り抜けますが(後に自分に跳ね返ってきます)同じ境遇でも。弱い人は色々と徐々にこじらせていきます。そういう人は「弱そうに見えても絶対に自分の我を通そうとします」世間では「悲劇のヒロインさん」と言うそうです。「何事にも受け身で動かずに自分は悪くないという傲慢さ」それはまさに「我を通している」という事なのです。自分には非がないという自覚が無い分(勿論完全に外部が悪い場合も多々あります。それを除いての話)悪いのは全て自分以外という認識。つまり健全な目で自分の弱さを見れずに、「私は純粋で綺麗な心を持っている優しい人なのに。ヒロインの私はなぜ不幸」と自助努力をしない方向にいくと、実に厄介です。おわかりでしょうか。世界は自分を中心に回っている。完全に自己中(自我中)中二病。つまり本当の事を仏教的に言うと初期うつ病の根本原因は、「弱いフリした傲慢」です。ピュアな私の世界観とは違うものは、嘘だし〜絶対に受け入れないから〜私不幸〜。←傍から見ると可哀想ですが、ただのワガママという事実上の傲慢でしかない。実は、初期うつ病の原因の一つは、自覚の無い弱いフリしたワガママという傲慢です。

医学的にうつの根本原因は、不幸(アンハッピーな状態)が続くとセロトニンが徐々に不足していき分泌されにくくなると言われています。「我がまま、そのままの自分」ではなく臨機応変に、やはり自分も状況に合わせて変わる術(すべ)を学び自ら対応していかなくてはなりません。これこそ初期仏教の最初の教えになります。

長い前置きはこのくらいで。ようやく本題に入ります、解決しますよ!(笑)

かけがえの無いあなたは「あるがままのそのままで唯一無二の至高の存在」というのがだいたいどこででも言われているスピリチャルの王道のような主張です。スピリチャルでは「執着を手放そう」とも強く主張しますが、「自分は自分のままで良い」と「執着する気持ちを手放すこと」は完全に相反する概念です。つまり実現不可。スピリチャルはつぎはぎだらけなので仕方がないのかもしれませんが。

一方で、リアリスト釈尊は「縁起・空の思想」を説きました。「現実をきちんと見なさい」かけがえの無いあなたは存在しません。あるがままのそのままで唯一無二のものはこの世にはありません。至高の存在もありません。無い物は無いので、どこをさがしても見つかるはずはありません。アートマンブラフマンの否定」

初期仏教は、「非常にリアリストゆえの血も涙もない教え」ではありません。悩みの内にあって悩まない。その抜苦与楽の仏教の教えを解説していきます。

インドで仏教が生まれる以前に勢力を誇っていたバラモン教。それに対抗する形で仏教を起こしたのがブッタです。その初期仏教を特徴づける三つの真理を「三法印」と言います。諸行無常諸法無我涅槃寂静。この三法印に、「一切皆苦」を加えて四法印(しほういん)と呼ぶこともあります。

ブッタは、縁起を発見した人です。縁起とは、因縁生起のことです。他との関係が縁となって生起すること。自己や仏を含む一切の存在は縁起によって成立しており、したがってそれ自身の本性、本質または実体といったものは存在せず、空である。と説かれます。万物相互依存と解釈するとわかり易いです。

因縁生起(縁起)がわかると、諸行無常がよくわかる。諸行無常とは、この現実の世界のあらゆる事物は,種々の直接的・間接的原因や条件によってつくりだされたもので、絶えず変化し続け、決して永遠のものではないということ。

諸行無常がわかると諸法無我がよくわかる。諸法無我とは、あらゆる事物には、永遠・不変な本性である我(が)がないということ。人間も同じで自我というものは存在しないという事。自我があると思っているのが人間。

諸法無我がわかると、涅槃寂静がよくわかる。涅槃寂静とは、悟りが絶対の静けさであること。自我があると思っているのが人間。しかし、自我という本質はない。つまり自我がない事を悟るのが、修行の到達点=「無我の境地」涅槃寂静です。

この三つの教えがわかると「一切皆苦」がよくわかる。一切皆苦とは、この世界のすべてが、結局はすべて苦であるということ。この現実世界はすべて苦であり、その苦の原因は人が本能的にもつ欲望である。欲望を制御することがそのまま、苦をなくすことであり、悟り「涅槃寂静」である。

本能的に、人は「諸行無常」を嫌います。人は、「諸法無我」を嫌います。これにより、この世は苦であるという真理が説かれます。その苦を滅することで、悟りに到達するのが菩薩道です。初期仏教のほんの一部を紹介しましたが、今日はこの辺で。より直接ブッタの言葉に触れたい場合には、下記をおすすめ致します。

初期仏教が良くわかるブッタの言葉。
YouTubeで繰り返し聞くと良いと思います。

ブッダの真理の言葉 第1章~第26章 通読
https://www.youtube.com/watch?v=cQ0Wp_yT3hQ

ブッダの感興の言葉 通読その1 第1章~第11章 
https://www.youtube.com/watch?v=UEjNlx3T0fo

ブッダの感興の言葉 通読その2 第12章~第22章 
https://www.youtube.com/watch?v=_1QLcx4dGpY

ブッダの言葉・スッタニパータ 第一 蛇の章 1~12
https://www.youtube.com/watch?v=F1d7GMocWOw&t=3214s

ブッダの言葉・スッタニパータ 第二 小なる章 1~14
https://www.youtube.com/watch?v=WkuwXGyE9Ck

寂静禅経 全巻 朗読
https://www.youtube.com/watch?v=Ruzln5iWVec

 

 

 

チャネリングとは「不意にある物事が心に浮かび」それを口にすること。高次の霊的・超越的存在からのメッセージではなく。頭の中で個人的な「ふとした思いつき」を言葉にしているのです。

チャネリングは、アメリカで1980年代に始まる。歴史はとても浅く30〜40年前。チャネラーは、高次の霊的存在・超越的な存在(神・天使・宇宙人など)と交信するという設定です。スピリチュアルでいう高次の霊的存在・超越的な存在からのメッセージを受け取るとは。一体何を指しているのでしょうか?その本質とは?

はい。チャネリングのその正体とは!「不意にある物事が心に浮かぶこと」を口にする。これがチャネラーさんの正体です。カウンセラーの意味合いでは、心に去来する「思いやりの心」を言葉にすることです。

心に去来するとは、不意にある物事が頭に浮かぶこと。人の持つ「思いやり」とは、同情心や共感力の事です。高次元からのメッセージを受け取っているのではなく、心に去来する「思いやりの心」を言葉にしているのが実際の所です。

高次の霊的存在・超越的な存在からのメッセージという発想は「梵我一如」です。「神=宇宙=自分」自分が神視点で思い浮かべると○○という言葉が連想される。心に思い浮かぶ。それを口にだしていくのがチャネリングです。重要なので繰り返します。チャネリングとは、チャネラーさんが思い浮かんだ事を言葉にしていくことです。神々からのメッセージなどではなく自分の思いつきを言葉にしていくという事です。「神=宇宙=自分」なので理屈としてはあっているのですが・・・。

わかりやすく例えると、チャネラーさんの、脳裏をよぎる・心に浮かぶ ・瞼に浮かぶ ・ 頭をかすめる ・ ふと浮かぶ ・ チラッと思う ・ 想起される ・ ふと思い出す ・意識にのぼる ・ 胸中をかすめる ・ チラリと思う ・ はたと思い出す ・ にわかに思い出す ・ 唐突に思い出す ・ 胸の内に現れる ・ 思い浮かぶ。つまり不意にある物事が心に浮かぶこと」を口にする。これがチャネラーさんの正体です。神々からのメッセージなどではなく、あくまでも自分の思いつき(チャネラーさんの個人的な感想)を言葉にしているという話です。何度も何度も説明がくどくてごめんなさい。

ネット上記載の全ての記事や動画でぜひ検証してみてください。自然と浮かんでくる自分自身(チャネラーさん)の中の、頭の中での「思いつきやひらめき」を言葉にしているに過ぎないことがわかります。それらは全て、相手の気持ちに立った上での「思いやりの心」です。この事を知っておくと、ネット上の全てのチャネリングがスッキリと理解できます。

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チャネリング(養成講座)

「思いやりの心」共感とは、他者と喜怒哀楽の感情を共有することを指す。もしくはその感情のこと。例えば友人がつらい表情をしている時、相手が「つらい思いをしているのだ」ということが分かるだけでなく、自分もつらい感情を持つのがこれである。通常は、人間に本能的に備わっているものである。又、脳の認知メカニズムでは「ミラー・ニューロンが活性化している状態」とも言えます。チャネラーさんは、ある意味、心のケアを行う傾聴ボランティアと同じ役割を演じていると言えるでしょう。

まとめ:チャネリングの正体は、心に去来した思いやりの心。思いやりとは共感力。チャネラーとは共感力を駆使するピン芸人。発想は梵我一如。自分の閃き(ひらめき)を頼りに一人ブレストする即興芸。心のケアを行う傾聴ボランティアと同じ役目。

 

「イタコやユタは時代の要請」ヒーラーだったイタコやユタ。昔々、天災や戦争など。人々は残酷で冷徹な現実に見舞われる事が多かった。その無慈悲な体験をイタコやユタを通して自分達との折り合いをつけていた。恐山のイタコは元々、目の不自由な方のなりわい(職業)としての役目も果たしていた。

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ヒストリーチャンネル制作の本格歴史ドラマ『ヴァイキング~海の覇者たち』「ヴァイキング」は、如何に太古の人々は、神々と一緒に生活をしていたかが如実に再現されている珠玉のドラマ。本当の意味でのスピリチャルがわかります。

ヴァイキング北欧神話。自然界とその神々に畏敬の念を持ち崇拝していた。畏敬とは、畏れ(おそれ)て敬う心情のこと。「 畏れる」はつつしみをもって相対する心情。 主に神仏などに対して用いる。 8世紀末から 11世紀中頃までヨーロッパ,ロシアに侵入,略奪と商業によって大きな影響を与えた北方ゲルマン族の総称。初めは小規模で一時的な略奪行為であったが,次第に国王みずから統率する大船団による略奪遠征,あるいは妻子を伴った植民,領土獲得となり,中部イングランド,北フランス (ノルマンディー) は主としてデンマーク系バイキングから成る自治地域となった。スウェーデン系バイキング (→バリャーグ人 ) は主として東方へ向い,ロシア,コンスタンチノープル武装団,商人として少なからぬ役割を果した。またノルウェー系バイキングはスコットランドアイルランドアイスランドに植民し,11世紀初めにはシチリア島に国家を建設した。他方原住地においても多数の小王国が統合され,北欧3国が建設された。バイキングによる海外進出の結果キリスト教と西ヨーロッパ諸国の文化が流入し,商業,都市の発達,貨幣鋳造などが行われた。このような北方ゲルマン族のエネルギーは,人口増,土地不足に原因を求められているが,必ずしも明確ではない。

偽占い師、霊媒師、チャネラーの虚偽。占いや霊媒、チャネリングは話芸であり話す技術です。「スピリチュアル霊能力はブラックな技法使い」とわかる本の著者紹介。

彼らはどのような手口を駆使するのか。話しのベースは、バーナム効果。下調べはホットリーディング。即興のコールドリーディングと。その他、不思議な特殊能力で見えないものが見えたり、高次元の世界と繋がり、さもわかったように見せかける技術の数々がわかる本の著者をご紹介致します。

その前に、厄介な人達は一定数存在する。それはトゥルー・ビリーバー・シンドロームの人達。(true-believer syndrome、狂信者症候群、信じ込み症候群)とは、何らかの超常現象や超自然現象について真実であると信じ込んだ人が、その「超能力者」からトリックであったことを告白されるなどの非常に明確なインチキの証拠を示されてもなお、その超常現象/超自然現象を信じ続けてしまうことである「波動や周波数は人には感知できません」と証拠を提示しても納得しない人など。

それはともかく、この分野で超初心者で、男で楽しく入りたいなら、恋愛工学の本。(笑)ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫)藤沢 数希。超有名どこで基礎中の基礎ですと、メンタリストDaigo氏、苫米地英人氏、石井裕之氏は、最低限抑えるべきです。他にも最重要な書物は勿論、実にたくさんあります。また関連して派生してくるとなると相当数になります。少しずれますが、教養としてのサピエンス全史とか。ここからは、ぐだぐだと長くなりますので、特に読まなくて結構です。自分用です(笑)宗教哲学の素地がきちんとあればスピリチュアルに傾倒しようがない。日本で、スピリチュアルという精神世界を熱く語る人の大半は、宗教哲学の知識がまるでない。せめて比較宗教学の知識は必須。宇宙の神と繋がる前にです・・・。スピリチュアルの教えに初めて出会ったとしても、その本質は、他の宗教や哲学の偉人によってとうの昔に語られています。日本のスピリチャル信奉者は、太古のアニミズムシャーマニズムの世界を妄信しているだけです。それはオカルト信仰そのものです。スピリチュアルを鵜呑みにする前に。その体系的な学問の素地があれば、スピリチュアルに妄信し傾倒するはずがありません。もし精神世界を語るのであれば、まず既存の伝統ある宗教や過去の哲学者は何を語って後世まで語り継がれてきたのか。その価値感に触れてみてからの話。西洋哲学では、ソクラテスプラトンアリストテレスより始まって近現代までの西洋哲学の変遷。スピ系の少なくともスピノザの汎神論だとかヘーゲルの絶対精神。又、世界各国の神話の世界も必須。また日本人であれば仏教の知識。上座部大乗仏教の違い。空の理論を確立したナーガールジュナ唯識の無着、世親。天台智顗など・・・書き足りないですけど切りがないので終了(笑)

こちらの記事もご参照ください。
スピリチャルの大元は全てインド宗教の神秘思想です。
https://vishnukrishna.hatenablog.com/entry/2019/06/25/155754

 

 

 

 

 

 

 

霊能力を完全否定。欧米の二大TVスター「ダレン・ブラウン」「キース・バリー」スピリチュアル霊能力は嘘。ネタ暴露で終了。今はメンタリズム・ブレインハックの時代。

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ダレン・ブラウン

百聞は一見に如かず。「キース・バリー」「ダレン・ブラウン」YouTubeでぜひ検索。他に、海外ドラマ「メンタリスト」映画の「グランドイリュージョン』は必見です。

実際、書いている私にだって、触れずにスプーンくらい折れます。タネと仕掛けを一流マジシャンに教わりましたので(笑)スピリチュアル霊能者のする事くらいなんでもできます。要は「仕掛けとタネ明かし」を理解すれば誰にでも出来ます。再現可能です。たんなる技術にすぎません。はい。それは単なるそう見せる技です

これまで、スピリチュアル霊能力はないということを明らかにしてきましたが。少し前回までのおさらいです。「霊能力が高い人=演技力が高い人」です。スピリチャリストは、「霊能力があたかもあるかのように見せるのが上手」なプロです。信じ込ませる技をたくさん持っている役者です。信じ込ませれば、目に見えないのでばれません。これがスピリチャル霊能力のカラクリで実態です。チャネリングもただの話芸です。

スピリチュアル霊能力は、ネタばれの為に、終了です。取って代わり、現在は、エンターテイメントとして、メンタリストが活躍する時代です。タネも仕掛けもありますよという前提は、嘘偽りがなくてとても健全です。チャネラーさん撃沈です。

「メンタリズムとは心理学をベースに、運動力学や催眠療法などを織り交ぜて生み出された人の心をコントロールする技術です。」

ダレン・ブラウン:イギリス人のメンタリスト。1999年、彼は英国のTV「マインドコントロール」で一大ブームを起こしました。彼はパフォーマンスをする前に、こう宣言します。「僕の霊能力や超能力には全てタネや仕掛けがあるんだ。世の中の超常現象は全てトリックでロジックがあるのさ!皆さんは、僕を見破ることが出来ますか?」と。レンブラウン「不思議な力???何バカなことを言っているんだ。僕が見せた今のはすべて科学であり、理屈があり、そんな力は一切ないんだよ」と言い放ちます。

海外ドラマ「メンタリスト」レンブラウンをモデルとしたシリーズ物の海外ドラマです。こちらもアメリカで大ブレイクしました。「メンタリスト」という番組で、ファイナルシーズンを入れると7シーズン。ぜひご覧ください。

キース・バリー:催眠術師、アイルランド出身のメンタリスト。2003年ごろからメディアに出演し、催眠術師やメンタリスト、ブレインハッカーとしてイギリスやアメリカのTVシリーズに出ています。2004年にTEDで騙しのテクニックやマジックを披露しました。2014年にはディスカバリーチャンネルにて、「Deception with Keith Barry」(キース・バリーのデセプション=詐欺)という放送で、110か国以上に発信されています。
映画メンタリストが出演する数少ない映画であるグランドイリュージョンにも関わっています。メンタリスト役であるウディ・ハレルソンにアドバイスをしていました。この作品は2013年に第一作が上映されました。

 

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キース・バリー